酔いどれ小藤次留書 意地に候

意地に候 (幻冬舎文庫―酔いどれ小籐次留書)

意地に候 (幻冬舎文庫―酔いどれ小籐次留書)

 第二弾。槍を返したところの続きからです。そりゃあ恨まれますよ、だいぶ殺しちゃってますもん。しかし、弁当を間違って嫌味を言っただけの藩主のせいで殺された侍は犬死ではないのでしょうか。主に忠節を尽くしたってことで褒められるんでしょうか。
 亡き親父さんから伝授された刀研ぎを商売にします。親父さんにはいろいろ助けられますね。
 誰が犯人か分からないということもなく、勝負に負けそうになることもない。何かを達成しなければならないこともなく、自分の命を守るだけ。そんなつまらなそうな内容ですが、続きが気になり止められません。
 この話に出てくる藩や人物はどこまで実在するのでしょう?