味覚
- 作者: 北大路魯山人,平野雅章
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/06/18
- メディア: 文庫
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また、味覚は魯山人曰く生まれつきのものだそうです。先日何かの調査で甘い、からい、苦い、酸っぱいの味覚では男性より女性、それもより若者のほうが敏感だそうです。そのように味覚だけに限定してしまうと音楽に絶対音感という物があるように、味覚にもあるのでしょう。しかし料理は様々な具材を様々な調味料で調理するため、単純に美味しい・まずいというだけではありません。使われている材料の良し悪し、その材料の旬の時期、採れる地方、美味しい調理法などの知識が味覚を補い、より深く楽しく料理を味わうことが出来るようになるのでしょう。
飽食の時代、流通の発達した時代、情報の溢れる今、何をいつどのように食べれば美味しいのか、調べようと思えば調べることは出来るのですが、安易にスーパーに置いてある安い野菜や肉を買ってしまいます。たまには八百屋や魚屋に行って今美味しい食べ物を探してみるのも文化的な生活といえるのでしょうね。